「仮説思考」は、完璧を求めすぎる人におすすめ

こんにちは。

 

今日は内田和成さんの著書「仮説思考 BCG流問題発見・解決の発想法」の感想を書いていきます。

 

この本は、博士課程の研究生活の中で、論文ばかり読んでいた自分が、実験を始めて手を動かすきっかけになった本です。

 

この本の感想を書いてみようと思ったのは、自分がこれまで正解主義に陥って行動を起こせない時期があったからなんですよ。

このままじゃだめだ!と思って、この本を購入しました。

 

「仮説思考」は、失敗を恐れてしまい完璧な答えを出したがる人、

もしくは、分析するにも時間が足りなくなってしまう人におすすめします。 

 

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法 | 内田 和成 |本 | 通販 | Amazon

 

「仮の答え」が仕事を進める

あるテーマに取り組むとき、まずテーマに対して網羅的に情報を集めるとなると、資料の収集に時間がかかったり情報洪水に飲まれてしまうケースがあります。そのため、結果的に仕事で思うように成果を上げることが難しくなりがちです。
そこで、「まずは少ない情報から仮説を立てて検証するというスタンスで仕事を進めていくと素早くテーマの本質に迫ることができるようになる!」ということがこの本から学べます。

 

「仮説思考」を読むメリット

この本を読むメリットはやはり

「結果・結論から考える」ことができるようになること、です。

これによって、

・結果に至る過程・ストーリーが決まる

・仮の結果に至るまでにやるべきことを決められる

 

仮説=仮の答えを立てる

  • 問題解決の仮説を立てる
  • 実験する、情報を集める
  • 仮説の精度を検証し、修正する

の順で行います。

先に全体像を捉えて、その流れのなかで必要な分析と検証を加え、必要ならストーリーに修正を加える、これなら全体像を把握して、方向性を間違えずにすみそうです。

必要最小限の情報をベースに仮説を立て、問題解決の方向性を探る。
具体的な解決策までのストーリー・シナリオを構築する。

正解を思いつかなければいけないと思うとストレスですが、仮の答えだと思えば気軽に取り掛かれそうです。

 

仮説 - 実験 - 検証の繰返しで本質の答えに近づく

仮説検証は、仮説 - 実験 - 検証を繰り返すことで、スパイラルを回転しながら上に向かっていくイメージで、本質に近づいていきます。仮説検証サイクルを1つ回すごとに精度が上がってきます。

ゼロから正解にたどりつくわけではなく、仮説を修正すれば答えにたどり着くので簡単ですよね。

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この仮説と検証を繰り返すことがなによりも大事なんです。

 

 

まとめ

・仮説=仮の答えを立てる

・仮説から問題解決までのストーリーを構築し、全体像を把握する

・仮説 - 実験 - 検証の繰返しで本質の答えに近づく

 

失敗を恐れてしまい、完璧な答えを出したがる人におすすめします!

 

 

では、また

ここまで見てくれてありがとうございました。