博士課程を出たって一円も稼げねえ

僕は博士課程を修了した28歳男性です。

この記事を読んでいるひとは博士課程のことをご存じだと思うけど、一応説明させていただきたい。コトバンクによると

 大学院の課程。大学の学部を修了後に入学し、修士課程にあたる前期課程を含み、修業年限五年以上の履修課程を修了するもの。

とある。大学院の修士課程をご存じの方はおおいと思う。座学の教育を卒業し研究に従事する過程のことだ。修士課程は2年で修了となりほとんどの学生は就職する。しかし、そのあとも学業を続ける道もある。それが博士課程だ。

博士課程はさらに3年間の研究生活を経て、その分野を究めた人という認識になる。僕が理系で製造系の分野で研究してきたのでこの分野しかしらないけど、少なくとも製造系では「研究をつづけるなんてすごい」みたいなことをみんなが言ってくれる。

 

そして今年、僕は自分の研究分野が生かせる職に就いたわけです。とはいえ一般的には専門分野と実際の仕事が一致することはほとんどないわけですが、僕の場合は研修期間の間にそれが実現したわけです。僕としては自分の知識やスキルがようやく人に役立てられると浮足立っていたわけで、実際けっこう頑張った甲斐もあって研究者としては満足な結果を出すことができました。しかしここは製造業で、その中でも製造現場に一番近い部署だったのであまり評価されませんでした。

具体的には、現場で発生した問題の原因を究明し解決策を立案するための普遍的な考え方を構築する、ということを僕はやりました。ただ仕事で求められていたのは、問題解決のために製造設備にどの数値で製造を行えばいいかということでした。

 

自分はスキルやアイデアに自信があったけど、ニーズはなにもわかっていないということに気づいたのです。自己満足で気持ちようなっていたのです。

 

自分も大学で研究をしていたときは人の役に立ちたいと思っていたのでニーズを知るということを就職したら集中してやっていこうと思っていたので、喜ぶべきことだとは思っています。

 

ただ研修が終わって、配属先が決まって自分は現場の設備導入担当になりました。

自分の強みが活かせるわけではない仕事の中で、教わりながらみんなと同じかそれより高い給料をもらっています。本当はできることがあるのにできる場所がない。なのに給料だけはもらっているという状況が苦痛に感じてきました。

博士課程のときは自分の成果に対して反応がもらえるのがうれしかったし、それが頑張るモチベーションになっていました。そしてこれからもそんなモチベーションで生きていくことができたらいいなと思ったので、なにをすれば人が喜んでくれるのか?というのを知って自分のできることをやって稼いでいきたいと思ったので、マーケティングを実践して学ぶことを始めました。

まだ未熟で更新頻度も遅いし、だれかに喜んでもらえるネタもわからないですが、頑張っていきます。